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Nordost Valhalla2 USBケーブルの私的インプレッション:真夜中の虹

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さつき火事だとさわぎましたのは虹でございました
もう一時間もつづいてりんと張つて居ります.

宮沢賢治 詩集 春と修羅より 



Introduction:

12万年ぶりという暑い夏の終わり、
僕は自分のオーディオに
もっともふさわしいケーブルを選ぼうと、
夜な夜な部屋にこもり、
眼を閉じて
静かに考えを巡らせる時間が長かった。

現在の主流であるデジタルオーディオをやるというならば
上流にあたるUSBケーブルか、LANケーブルの選び方が
出てくる音に影響するのは知っている。
そしてヘッドホンはスピーカーよりも敏感に反応するだろう。
もちろんさらに上流にある電源・電源ケーブルの重要性はもっとよく知っているが、
これについては一番元のところから解決する策を見つけ、すでに手を打った。
それについてはいずれ書くことになるだろう。

僕はかつてネットワークオーディオをやっていたので、
LANケーブルを重視してきたのだが、
そうこうするうち、ネットワークオーディオの面倒さに耐えられなくなり、
この方式を捨てた。したがってLANケーブルはいらなくなった。
この方向性で本気を出すと、様々な種類、
全く異なるジャンルの機材を多数集めなくてはならないと知ったからやめたと言える。
音質を意識して開発されたハブやその電源などはその最たるものだが、
それをやればやるほどシンプルにオーディオを済ませることが
難しくなるのが目に見えていた。
しかもそれらは、いかに高価な製品でも暫定的なものであり、
新しい規格が登場するやいなや、陳腐化してしまう宿命にある。

やがて普通のPCとDACをUSBケーブルでつなぐという
幾分シンプルなPCオーディオに僕は転向していった。
こちらの方が少しは楽だろうと。
だがこちらもPCのセッティングなどを詰めるとなると、
かなりの手間や勉強が必要となることがわかってきた。
それを知った時点で私はこちらにも深入りするのもやめた。
要するに僕が怠惰なのかもしれないが、
そういう努力は楽しくないというのが率直な感想だ。
努力すれば確かに音は幾分良くなるが、
その労力に釣り合わないと感じたし、
その努力の中身はオーディオとは直接関係ない部分が大きすぎる。
これはネットワークオーディオをやめた時と同じ図式である。
そういうオーディオそのものとはズレた
果てしない追跡をカネと手間をかけて真面目にやっていると、
オーディオを安心して聞いている暇がないと僕は直感した。

とはいえ、日本でふつうに手に入る音楽再生ソフトは
今試せるものは全て試したつもりだ。
ネットワークオーディオ関連のシステムも一通り聞くだけは聞いてきたと思う。
それらの中で僕にとって一番音が良く、
不具合もほとんどなく、ストレスなく使えるものがあるとしたら、
それはJriverだった。
こんなことを書くと、あのJplayなどを使ったりしている人には異論もあろうか。
でも僕にはあのJplayというのは面倒過ぎた。
システム構築した後もスタックする場面が多すぎた。
もう思い出したくない。

そして僕の場合、
今のPCは改造のない普通のノートパソコンをあえて使っている。
Jplayのセッティングをしてくれた、
その方面に詳しい方から紹介された音楽再生専用のPCなども使ってみたが、
制限が増えて使い勝手が悪くなったわりに、
音質の向上はわずかであった、
あるいは音の良くなるポイントが私の求めるところとズレていた。
彼にその旨を伝え、ひと月持たず売却してしまった。
つまらぬ苦労をするうち、普通のPCでいいのだと達観したようなところもある。
まあAurenderなら使ってもいいが、あれもどうも気が進まない。
それより前にやることが多くあるような気がしてならないのだ。
まずは気楽に音楽が聴きたいだけなのだから。

あとはUSBケーブルを決めるのだが、これにも難渋した。
実はPCや再生ソフトを達観するよりずっと前から
僕はUSBケーブル選びに腐心してきたがなかなかいいのがない。
この顛末の一部については以前ここに書いた思い出もある。
あれはPCやネットワークを構築しテストするよりは簡単だから
やっていただけなのかもしれない。
まあこのケーブルのテストは楽だな。
つなげて聞くだけだから。
複雑なことはなにもない。
そして、その時の結論はOrpheusのKhloe USB2.0が
もっとも素晴らしいというものだった。

ところが、最近これを確実に上回るケーブルを見つけた。
それが今回紹介するNordost Valhalla2 USBである。
簡単にレポートを書いておこうと思う。


Exterior and feeling:


このNordost Valhalla2 USBはしなやかで、取り回しやすく、美しい外観を持っている。
ケーブルに外見の良し悪しなどないという意見もあるだろうが、
これだけ高価なケーブルは音を出していなくても
オーナーを楽しませる義務があると考えるものだから、僕はそこまで気にしている。
僕は今までこんな精密で清々しい外見を持ったUSBケーブルを見たことはない。
1mで40万円くらいするケーブルであり、今まで試用したUSBケーブルにおいてはトップクラスの価格帯に属するが、音を聞く前からそういうクラスのモノとしての雰囲気を漂わせている。
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ケーブルの線体は白色に近い銀色であり、光を当てると少し輝いて見える。
微かに虹色のオーラを帯びた線体はその高性能・高音質を見る者に予感させる。
線体には軽い弾力があり、曲げようとすると反発があるが、硬いというほどではない。
途中にウォルナットでできた例の樽型のパーツもある。これは偽物が多いNordostの高級ケーブルを本物かどうか見分けるためのシリアルナンバーなどを刻印するためにあると聞く。音質には影響ないと言われているがどうなのか。
このケーブルは8N無酸素銅に純銀メッキコーティングを施した10本の導体を使用する。これらを彼らの特許であるデュアル・モノ・フィラメント構造に従ってコーティング、配列させている。要するに10本の導体が律儀にツイストされた状態で絶縁されており、ケーブルがどのような形になっていても常に指定された位置関係を守って配列するよう作られている。
この線体を外部から見た印象はNordostの高級ケーブルのイメージそのものである。
最新型、しかも普通のインターコネクトケーブルやスピーカーケーブルとは異なって、少し新しい分野であるUSBケーブルであってもブランドイメージを保っているように思う。
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コネクターは自社製のものらしい。曲面が多用されコンパクトな外側の形状は今まで他社で見たことのないものである。形からして隣接する他の端子と干渉しそうだが、実際つないでみると、コネクター本体が小さいので、意外に隣のコネクターとぶつかったりすることはなかった。
端子の先端部は金メッキがされていて、機材に挿入するとサクッと入り、パチンと小さな音を立ててしっかりと止まって結合される。ぐらつきはほぼない。
様々なUSBケーブルを使ってきたが、これは今までで一番に確実に結線できるようだ。それでいて抜き差しに特別な力をかける必要もない。取り回しについても接続についてもストレスなく取り扱うことができるケーブルである。
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このUSBケーブルは一年以上前に海外発表されていたが、日本に実物が正式に入ってきたのはごく最近のことである。これを試せる日はいつなのか、随分と気を揉んだ覚えがある。
今回試用したのは2mの個体であり、USBケーブルとしては明らかに長い部類に属する。
自分の経験ではUSBケーブルは1.5mを超えたあたりから、音質がやや劣化し始めるようだ。
これを買うとすると1mのものを買うだろうから、ひょっとするともっと良い音が聞けるのかもしれない。
だが、これ以上音が良くなることを殊更に願う必要のないほど洗練されサウンドに僕は感じ入った。


The sound:

こういう音、
音の芯に軽みがあるが、
その軽みの奥に恐ろしい罪深さを隠しているようなサウンドを僕は久しく聞かなかった。罪深い、つまり魅力的過ぎて人の道を踏み外しそうになるという意味だ。
昔、オリジナルのValhallaのXLRケーブルを聞いた時もこれに近いものをわずかに感じたが、こちらはもっと深みにはまっているし、そもそも基本性能が高くなっている。
これはオリジナルのValhallaよりはORDINに近い部分もあるかもしれない。
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この出音は、まずクリーンで広大なサウンドステージが舞台装置として用意されており、そのうえで肩の力が上手く抜けて、リラックスした音像がそこに明確に定位している。
そして、これらの特徴がひと聞きで意識できるのが面白い。
凄く分かりやすい音でもあるのだ。
特に音の軽みだ。全体に音が身軽になっているのが印象に残る。
フットワークは軽い。リズムも速い。だが品格は損なわれていない。
そんなことは言うまでもなくという感じで、高品位に力みを排しているのだ。
これほど高貴で軽くありながら、
この手の機材から出てくるサウンドとして、
これ以上できないのではないかと疑うほどに広い音である。
左右方向だけでなく奥行き、上方、そして下方にも拡張するスペースに驚く。
特に下方にスペースが存在するように感覚することは、
このケーブルに独特な音の浮遊感、無重力状態を生み出す。
これはPCを使うデジタルオーディオにおいては、
このUSBケーブルを通して初めて聞こえるニュアンスではないか。
音場の視界が開け、録音というある種の引力圏から解放された音像が、
拡大し続ける三次元の音空間に点在し展開する。
これらがイメージとしてありありと脳裏に浮かび上がる視覚的なサウンドと表現してもよろしい。
USBケーブルを変えただけで、こういう音が聞こえることもあるのか。
実際に自分の耳で聞くと驚きがある。

また、僕がこのケーブルで音場や軽さと同様に引き込まれた要素として、
このケーブルの持つ、巧みな音の色彩感がある。
オーディオ機器というのはカラフルで派手な音を出すもの、
そしてモノクロームの写真のような落ち着いた色調や穏やかなコントラストを想起させる音を出すものに分けることができると僕は思い込んでいる。前者の代表はCHprecisionのSACDプレーヤーであり、後者は例えば次回以降のブログで語ろうと企てているBoulderのフォノイコライザーである。
オーディオ機器の一つの機能として、音楽全体に光をあてて、そこに存在するディテールや濃淡の変化、音色をつぶさにリスナーに見せるということがある。
この、いわば音楽に対する光のあて方、あるいはその光自体の性質がサウンドの色を決定する。Valhalla2 USBを通した場合、この光は音楽の色、音色を実にナチュラルで演出感なく浮かび上がらせる。余計な脚色がほぼない。他の多くのハイエンド機材は白熱灯をあてたような色合いに傾くか、反対に蛍光灯をあてたような白っぽく人工的な色彩感になるか、どちらかなのだが、そういう偏りを見事に避けてくる。寒色系のサウンドとか、暖色系のサウンドとか言う区別があるが、このケーブルは音色、あるいは温度感においてとてもニュートラル・中立的な立場にサウンドを振ってくる。これは得難い美徳だと思う。

またこれは全く視覚的なサウンドであり、
ハイエンドヘッドホンシステムに組み込むと
これまた例によって音の拡大鏡のような性質が濃く出る。
入っている音が全くスポイルされることなく全部抽出されてくるイメージである。
いわゆる音の解像度という視点から見て、これほどのサウンドをきかせるPCオーディオ関連機材はほとんどあるまい。ただ細部の情報が湧き上がるように多いので、そこに気を取られて音の骨格が分かりにくい部分はあるかもしれない。
そういう聞かせ方は高級なCDプレーヤーやアナログの独壇場なのか。
いずれにしろ音があるべき場所で、あるべき立体感で鳴ってくれるのが有難い。
異なる出どころを持つ音どうしが混濁せず、重ならずに出てくるが、
その分離の度合いが気持ちいいほど優れているからこうなるのだと思う。
全体にとてもクセが少なく、聞きやすい音でもあり長時間にリスニングが楽しい。
それでいてハイエンドオーディオを聞いているというプレミアムな感覚が占める部分が大きい。
聞きやすい音となると、ただ平明で素朴な貧しいサウンドになりがちだが、そういう方向性とは逆のエキサイティングでゴージャスな要素を含むサウンドである。
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手持ちのOrpheusのKhloe USB2.0と比較すると低域に重さや沈み込みがもう少しあってもいいと思うことはなくはない。だが、低域の解像度は間違いなくVallhala2 USBに軍配が上がる。
ヘッドホンオーディオでは低域の伸びや重み・量感よりも全域にわたる解像度の高さが重要となるので、こちらの方が的確な選択になるかもしれない。Khloe USB2.0は音の分離が他のUSBケーブルに比してずっとよいのだが、Vallhala2 USBはそこがさらに優れる。音の分離が極めてよいことは、ヘッドホンオーディオに向いたケーブルであることを意味するので私にとってはなおさら捨て置けないモノである。
ただ、音のまとまりとしてはKhloe USB2.0はとても巧みで捨てがたいものがあり、価格もVallhala2 USBよりも大幅に安いので、Khloe USB2.0を他人に薦める立場には変わりない。しかし、お金に余裕があるならNordostを選ぶのも面白いはずだ。

このシステムで聞いていると、一本のUSBケーブルがシステムを少しづつだが、あるべき方向へ導いていゆくのが分かる。
広大な三次元空間をリスニングルームとして与えられたような錯覚の中で、僕がこの音楽に求めているサウンドの姿、
すなわち、今ここにある、この音楽が自分にどのような形で聞こえたら心地よいのか、とっさにイメージを捕まえることができるようになる。
普通のオーディオではそれが意識できない。
自分の頭の中にできている答えを自分でスルーしてしまう。
そしてオーディオの迷宮の迷子になってしまうようなところがある。
そこに気付くためのきっかけ、迷宮から逃れる鍵のひとつをこの特別なUSBケーブルに与えられ、僕は救われた。

このケーブルはNordostのフラッグシップであるORDINシリーズではなく、その一つ下のセカンドベストの立ち位置である。このシリーズは以前からあったValhallaシリーズのVer2というよりは、ORDINの低コスト版という意味合いが強い。先代のValhallaシリーズの音質を受け継ぐのではなく、ORDINの音質の真髄を少し手軽に体験できるようにしたモデルなのである。先代のValhallaシリーズと比べて洗練の度合いが一段と高くなっているのは当然だろう。音の力強さの表出こそ、フラッグシップシリーズに一歩ゆずるが、ほぐれてリラックスした雰囲気などはORDINにはない利点であり、高い次元でのコストパフォーマンスを求めるならあえてValhalla2をチョイスするのもアリだと僕は思っていた。ORDINシリーズにUSBケーブルがあるのかどうか知らないが、ORDINのインタコや電源ケーブルを試用した経験で言うと、あれはあまりヘッドホンには向いていない。あれほどの音の勢いや力強さ、ワイドレンジがあってもヘッドホンではそれを十分に生かせないし、そもそもそういうニュアンスを求めてヘッドホンオーディオをやっていない。あれは大型の高性能スピーカーで高音質のソフトを大音量で鳴らすときに生きるケーブルである。実際、小さなスピーカーで小音量で鳴らしても、ORDINとValhalla2の音の差ははっきりしない場合が多いと思う。値段のことを抜きにしてもValhalla2は普通のオーディオファイルにとっては最上の選択の一つだろう。


Summary:

真夏の真夜中の暗闇の中でじっと音楽に耳を傾ける。
あるのはPC,DAC,HPAそしてD8000あるいはHD820、それに電源、
そして最後のオーディオ装置である僕の聴覚だけだ。
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とにかく自分の求めるスタイルはシンプルで不具合が少ない方式だ。
そして故障なく長期にわたって音が安定してよいことが望まれる。
だが、デジタルオーディオでそういうスタイルを維持するのは意外に簡単ではない。
そして音質を良くしようとしてやればやるほど複雑化し、大型化する。
それを知っていれば、
USBケーブル一本がこれほどのサウンドを実現してくれるなら、
これはこれでいいじゃないか、と受け入れる気分になるだろう。

ハイエンドヘッドホンオーディオに適したデジタルオーディオとはなにかと僕は考えてみる。
まず全域にわたって音の解像感が高く、すべての場所にピントが合っているJan van Eyckの細密画のようなサウンドがハイエンドヘッドホンリスニングには必要だ。不要な響きを足さず、鮮やかでありながら脚色は少なく、明らかにスペイシーで、各パートの分離が良い音。低域の量感やインパクトはスピーカーほどには重視しないが、質の良い低域が確保されていて、中域は高密度で、高域はわざとらしくない程度に伸びている。それらを満たしたうえで、音楽に秘められた躍動感や情感を引き出す音楽性を持つサウンド。これらの随分と厳しい音質上での要求を満たしつつ、できるだけコンパクトでシンプルでなくてはならぬ。ヘッドホンというスピーカーに比べてずっと小さい機材とある程度釣り合うような、システム全体としての外観や筐体数、規模が要求されるだろう。Nordost Valhalla2 USBは、こうした諸要素全てを過不足なく盛り込んだシステムの一角を担うだろう。そのようなヘッドホンシステムのイデアはいまだ具現化されてはいない。だが、それが出現する兆しや手ごたえを僕は漠然と感じているし、その予感は年々強まるばかりだ。

この予感に導かれて僕は生まれいづる英雄たち(現行の製品)、そして英霊たち(ヴィンテージオーディオ)をひとつひとつひも解き、吟味したうえ、可能な限り召喚、あげくのはて真名開放まで持って行って、次のステージへとまた昇る。
どうやらこれが僕の天命らしい。
Nordost Valhalla2 USBもバイプレーヤー的な立ち位置ではあるが僕の召喚すべき英雄のひとりに違いない。MSBのDACとの出会い以降、一度は短くなってしまった召喚すべきモノたちのリストは再び長くなりつつある。僕は、このリストの上位に、このケーブルを割り込ませることにした。
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朝方、ボリビアのコーヒー(カルロス イトゥラルデのゲイシャは素晴らしい)を飲み干してから、暗い部屋を抜け出すと、渋谷の空には虹がかかっていた。
昨晩は雨だったのか。
僕はリスニングに没頭していて気づかなかった。
真夏の真夜中の暗闇の中で聞いた音色は
晩夏の晴天を横切るように張られた爽やかな七色によく似ていた。
このような、自然でありながらも人の心をときめかす音色は
なかなか聞けないものだ。
オーディオにはどうしても脚色がつきものだし、
それをあえて自分のオーディオの中心に据えて楽しむこともできる。
だが、本当に色付けの少ないのに
美しい音の素顔に出会ったときの感動は、それを超えている。
真夜中の虹を頭の中にもう一度かけながら、
徹夜明けの僕は、原宿駅を目指して軽い足取りで歩き始めた。


by pansakuu | 2018-09-17 15:38 | オーディオ機器