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ヘッドホンに関するフラグメンツ

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・Re Leaf E3 hybridについて。納品が部品調達の遅れから10月頃にずれ込むとのニュースを耳にする。もしかしてガワの話?E1よりは筐体は簡易版だけど結構難しいのか。Re LeafのKさんはこのモデルはできれば作りたくなくて、ずっと超高級路線で行きたいようなニュアンスの話をされてましたが、E3みたいなモデルがないとRe leafの名前が世界に広まらないのではないか。E3は福音。作ってよかったと思う。早くE3量産機を聞いてみたい。

・マス工房のModel406の製品版を聞く。私としては、音についてはプロトタイプの方が好みに合っていたか。またMさんにアルミの足がイマイチだと言ったら、これしか放熱のために適当な高さ(底面にも放熱孔がある)と音質を満たすものが今の所は見つからないけど、ゴム足も検討してみるとのこと。また、マス工房のこのクラスのアンプの筐体は、多くの筐体の専門業者が唸るような技術で製造されているらしい。パッと見は全く普通に見えるが。それからフロントパネルに竜かなんかの彫刻があるスペシャルバージョンも計画中とのこと。実物を見てみたい。

・ナガオカのヘッドホンスタンドを使ってみた。実物はスラリとした曲線美が素敵な製品。横から見える合板の積層が美しい。ヘッドホンを吊るす道具で散々苦労してきたが、これは一つの最終解答かもしれない。だがしかし、あれで手持ちのMDR-Z1Rを吊るとヘッドバンドのところに跡がつきゃしないかな。やっぱり、もう一工夫欲しいかも。

・Chord DAVEの直出しのヘッドホンジャックについて。あれは音がちゃんと出ているかの確認のためについていると思った方がいい。DAVEの実力をあれで測ることはできません。アンプがなくても、とりあえず聞けるというだけの話をしたつもりだったのだが、私があの出力をすごく良いと言ったと言い張る方がいるので否定しておく。

・ブリキャスティのDACは一時間ほど占有して試聴できたが、DAVEを持っているなら、無理して買うほどのものではないと私個人は思った。少し昔風の音なんだよね。昔のマークレビンソンのDACとかCDプレーヤーの音だと思う。ただDAVEと音質傾向は違うし、今あるノーマルのNADACよりはいいと思うので、買いたい方はどうぞ。特に昔のDACのサウンド、WadiaとかマークレビンソンとかSTUDERとかCD12、セータ、ZIAとか知らない方には新鮮に映るかもだし。

・この前、某氏から訊かれたのを思い出したので、この場で答える。O社の滝 Integrated 180 を聞いたことはある。うーん、値段なりの音です。買っても損はしない。だけど、お前は積極的に買うかと言われると、なんか財布の紐を緩めたくなる魅力には欠けるかな。華がないとでもいいますか。まあヘッドホンアウトの音が良かったので、ヘッドホンアンプを真面目に作ってみては?などとこちらの陣営に引きずり込むようなことも言ってみたい。

・SUSVARAを聞いた。Hifimanのネガティヴなイメージとして、故障が多く、細かい部分で仕上げが悪く、デザインがダサいというのがあるけれど、このSUSVARAを使ってみると少なくとも仕上げの問題は解決されてるように思う。故障は使い続けないと分からない。残りはデザインだけど、これは社外にデザインを頼まなきゃだめかな。ニコンがFをジウジアーロにデザイン依頼したみたいに。音の方はかなりいいけど癖はあると思う。中高域に繊細さは比類ないが、低域の量感やインパクトがまだ弱い。かなりいいアンプで鳴らしても私の基準は満たさない。他にもいろいろとヘッドホンはあるから、SUSVRAの新品購入に踏み切るかどうかは微妙だ。例えば最近いくつか見かける中古のFocal Utopiaはいい具合にエージングが進んでいるだろうし、オーテクのフラッグシップも来るし、目移りしてしまう。

・Hifimanのシャングリラを触ってみた。ボリュウムの感触や真空管の保護する部分のデザインとか、外観全体の洗練度が600万の機材としては低いかも。トップパネルは石らしいけど、それらしさをもっと出すべき。ヘッドホン部もアンプ部も詰めが甘いか。また、音は単体で聞くと悪くないが、長く聞いていると、HE-1と比べて細部の描写の甘さが目立つのが分かる。つまり全体にまだ甘いのよ、詰めが。もっと時間をかけて細かいところを改良して600万に見合う機材に仕立てるべき。これはHE-1を意識して出したんですよね。でも、それはちょっとだけ動機は不純では?アイツが出したからオレも出すでは子供の喧嘩じゃないか。そういう気概は買いたいけれど、もっと完成度を上げないと、そういうモノがあったね、で終わっちゃう。Jrを出すみたいだが、そっちにむしろ期待が集まる。

・オーディオテクニカの新製品発表について。あのフラッグシップの据え置きヘッドホンアンプはいつになったら日本で聞けるのか?オーディオテクニカは日本の会社なのに、日本より明らかに外国を重視していると取られても仕方ない。新しいフラッグシップヘッドホンのお披露目もまずは中国だった。販路が中国に太いのかもしれんが、日本のヘッドフォニアを軽視しているように見えなくもない。実は、こういう一見して日本を軽視するように見える日本発のオーディオメーカーは少なくない。これは日本のオーディオファイルや販売店にも責任がある。知名度が低いものに手を出さない、ブランドと先入観ばかりで音を聞かない、そして販売価格の割引の問題。だからそういうことが少ない外国で商売する。でも、やっぱり日本で作っているものは日本でも聞こうよ。こういう形は不自然だし、自分たちが拠って立つ日本という国全体に対して、どこか失礼じゃないかな。なんとかしたい。

・他社にも似たような疑問はある。あるべき場所にあるべきものがないという疑問。例えばFostex HP-V8はTIASでは聞けるのにどうしてヘッドホン祭りでは聞けないのか?確かに中野の店ではHP-V8の取り扱いがない。でもかわりにTIASにHP-V8をもってくるのもどうかな。スピーカー好きの金持ち老人向けのイベントだからね、アレは。

・TIASについて。経験では金曜日は毎回一番混む。一応、土日のほうが少し混雑が少ない。だから私は最近はいつも土日に行く。以前は3日間全部出ていた。展示が日によって違っていることもあるから。TIASは講演があると立ち見になるほど混雑するから、講演を聞きに来たという方が多いのだろうが、オーディオ評論家が高齢化する中で、演者の確保はこの先どうするのか。またしても人手不足なり。
また、ヘッドホン祭りでもこういう講演会をやりたいものだが、ヘッドホンの性質上難しい。これは一人で聞くものだからデモが講演形式でやりづらい。
TIASは以前はアジアで最も重要な新製品発表の場だったが、だんだん香港などにその立ち位置を奪われつつある。本当に最新鋭で最高峰の製品を見たいなら中国で、ということになってくるのだろう。なにせ彼らの方が圧倒的にいいお客さんだから。しかしオーディオのためだけに香港まで時間と飛行機代をかけて行ける、オーディオ好きの暇な日本人の金持ちはこの先何人出て来るのだろうか。TIASの行く末はそのまま日本のハイエンドオーディオの行く末と重なる。だから、ヘッドホン好きの若い人にもっとスピーカーに関心を持ってもらって盛り上げたいのだろうが、この日本の現実ではそうもいかないようだ。

・リケーブルについて。これは個人ごとに好き嫌い・合う合わないがあるから、この話はあまり本気にしないで。個人的にやたらと高価なリケーブルはクセが強いと思っている今日このごろ。腹筋が凄いとか、走らせると100m9秒とかそれぞれ特殊能力があるのだが、アスリートとしては十種競技の選手に比べてバランスが悪いという感じだと思ってほしい。こういうリケーブルは半年使うと飽きてきて別なものに行ってしまう。それを繰り返して数年たつと、こういうハイエンドリケーブル全体に飽きる。で、純正ケーブルに戻るが、耳がそこまでの修行で肥えちゃってるので、ここにも妙なクセを微かに感じたり、情報量が少ないのを嘆いたり。そうこうしているうちに私はDmaaにしかリケーブルを頼まなくなった。私はインタコも一部はDmaaにしている。私にとって一番癖を感じないし、情報量も多いから。しかもかなり安上がり。

・ヘッドホンシステムで使うのにいいインタコ知らない?と訊かれてCHORDのMUSICはいいよと答えるのだが、実際に半年も聞くと、やはりなにか傾向があるのは分かるようになってしまう。このサウンドは自家薬籠中のものとなり、外のシステムを聞いても、MUSICをそこに入れたらどういう音に変わるか想像できるようになる。そうなるってえと売りたくなる。すぐに買い手がついて売り飛ばす。この繰り返し。あとJormaのORIGOあたりもいいと思う。MUSICよりもコスパは上だ。でも、これをまた買ったら、またまた売っちゃいそうだ。

・据え置きヘッドホン専用のオフ会をしたいという要望を、とある方から伺った件について。ポタ研があるのに据え置き研がなぜないのかという愚痴から始まって、そういう話になった。
オフをやるなら、まず形式を考えないと。個人の家に集まって聴くのか、貸会議室のような小さい会場をどこかに借りて、みんなで持ち寄ってやるのか、どちらにするのかを考えないと。
個人宅でスピーカーのオフとか相互訪問みたいのは以前何度もやったことがあるが、アフターの食事会とか交通手段とか互いの家族とかに時間と配慮を取られるし、なにしろ訪れる側は遠慮しまくりになっちゃうから。実際なんの勉強にもならない場合もあった。私としては、ああいう形ではもう二度とやりたくない。見知らぬどうしで集まって、かみ合わない雑談をしながら、お酒を飲んで飯を食うために、オフ会をやるという流れになりやすいから。そんな流れは本末転倒だと思うので、食事は勝手に各自でとってもらって、聞くことに専心するような会がいい。近くにレストランやコーヒーストップがあって、自由に出入りできるような会がいい。
すると会場をどこかに借りるのがいいと思うが、適切な会場があまりない。秋葉原あたりがいいが。祭りとかポタ研にぶつけて同じ日にやるとかね。いい会場なら借りる金は出すけど、そもそも、そういうサロン的な場所がない。できれば深夜まで会をやって、じっくり鳴らしたいのだけれど、それも難しい。理想は交通の便は悪くなく、そこそこの広さがあって、土足で入れる会場。ソファが幾つかあって、コンセントもいくつかあるような場所だ。
まずは、なんとか会場を見つけて確保。同時に据え置きシステムひとつ以上をトータルで出してくれる出展者を何人か募集。さらにシステムは出さないけどヘッドホンを持ってきて聞くだけの参加者も何人か募集。多くても総勢8人以内でやりたい。
出展者ひとりあたりコンセントを一つもらって、そこから自前のタップに電源を引いて、自分が普段聞いている、ひとつか二つのシステムを組んで机の上にひろげて出しておく。私の場合、システムを搬入するとしたら、すこし大変だから、というか今までRe leaf一台とパソコンだけでも、トランクに入れると結構な荷物になったので、車でもチャーターするだろう。聞きたい人は前に座って、それを自分で操作して聞く。出展者は可能なら反対側で間違いのないようにそれを見守るとか。
最近、なるべく話しかけない接客というのがあるそうだが、オフ会も論より証拠で、儀礼的あるいは無粋でオタクなおしゃべりよりも、聞いて考えることに専念したい。ひとしきり聞きまわったあとで、出展者どうしでケーブルやヘッドホンなどの貸し借りをやってまた聞いてみる。おそらく発見があるだろう。そういうことをやると8時間ぐらいはすぐに経ってしまう。終わったら機材の搬出に専念するか、どーしてもやりたいなら、大きいトランクを引きずりながら誰かが設定した飲み会に行くか、参加者・出展者がそれぞれ決めるといい。。
それからオフ会とはいえ、メンバーは大事だと思う。希望するのは、やはりそれなりの機材を提供できる人。それから他人の批判を会場でおおっぴらにはしない人がいい。心身になんらかの不調を抱えている人も、とりあえず遠慮してもらったほうがいい。とにかくメンバーがお互いに不要な配慮をしなくて済むことを希望する。以前、飛び入りで来た、全く知らない70がらみ男が、大声でスピーカーの批判や政治の話を初めて滅茶苦茶になったオフに出た覚えがある。あくまでオーディオシステムを聞きにきたんだから。マイナーなヘッドホンの会はあくまで静かに、少数精鋭でやろう。
インターネットの時代になって交友関係は一見広がったが、人と人のつながり一つ一つはむしろ浅くなり、我等は実はすれ違い、より孤独になった。直に会って言葉を交わしたこともない人と、アナタとつながっているなどと失礼な表示が出る時代。私は、やはり実際に会わないとだめだ。クリス ボッティも言っていたっけ。
とはいえ、いままで会ったことのない人間、年齢も性格も容姿も職業も出身も家族構成もよく知らない人と、東京のど真ん中でいきなり会って、計画を組んでイベントをやるのもなかなか難しいな。例えば、あの70がらみ男といきなり秋葉原で会って、二人で組んで、なにかしろって言われても、厳しいミッションだったと思う。(でも私が相方では、むこうはもっと迷惑かもしれん)
とにかく、まずは場所を見つける。それから信頼に足るメンバー集め。こんなことを言うと、そんなの無理だと言われる。まだまだ難しそうだ。今夜も一人でオフ会やるか。
真夜中の都市を泳ぎながら。
ヘッドホンに関するフラグメンツ_e0267928_23371728.jpg


by pansakuu | 2017-09-02 23:41 | その他