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Cubicq / Alessandro Galati Trio (BLUE GLEAM)

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地味だが、とても美味しいイタリアンジャズを収めたCD。録音は良い。24bitでレコーディングされ、DSDでマスタリングされている。内容としてはピアノトリオの淡々とした演奏。ヒートアップする局面や楽しげにスイングする場面がほとんどなく、あくまでストイックに展開していく音楽だが、裏にはこの上なくスイートなニュアンスがある。こういうBGMな聞きやすさをDSDの鮮度感や広がりを活かしながら再生したいものだ。(イタリアには元来こういうストイックな情感があるらしい。例えばイタリアの静物画家である、モランディの作品を見よ。)このCDは定位が良く、各楽器の質感や演奏者どうしのインタープレイの気配もしっかり録れている。しかも、それらの音質的要素の盛り込み方のバランス感、公平感がすこぶる良い。オーディオチェックCDとしてお薦めである。
ところで、音質テスト用のCDということで、オーディオ店に試聴に持っていくCDはどういうものがいいのだろう。自分がいつも聞いているもの、というのが一般的な答えであるが、試聴会ともなれば、その場の雰囲気も踏まえた方がいいかもしれない。
以前、あるオーディオ店のリスニングルームで、総計2000万を超える、かなりハイエンドなシステムの試聴会が催されていた。試聴曲はクラシックかJAZZばかりで、システムは厳かにそれを鳴らす。参加メンバーの平均年齢は高めで60歳前後かと思われた。そこにいきなり最新のアニソンを持ち込んだ勇気ある若者がいた。300万オーバーのプレーヤーのボタンが押され、若い女性の黄色い声が部屋一杯に弾けた時、ほとんどのメンバーの顔がこわばった微笑で凍りついていた。決して音自体は悪くなかったのだが、あのオジさんたちのシラけ方は、どうにも救いようのないものだった。ハイエンドオーディオの試聴会にありがちな集団催眠を解く効果はあったかも知れないが・・・・。
ともかく、このAlessandro Galati Trio のCDならば、大抵のハイエンドオーディオの試聴会において、その雰囲気から大きくハズすことはないだろう。お堅いクラシックや古色蒼然とした古典JAZZや甘ったるい女性ボーカルばかりで盛り下がってきた場を気分転換させることもできるし、オーディオチェックの機能についても十分果たしてくれると思う。とにかく他人とカブらず、なおかつ無難なオーディオチェックCDのひとつだと思っている。

by pansakuu | 2012-07-29 21:25 | 音楽ソフト