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Rupert Neve Designs RNHP ヘッドホンアンプの私的インプレッション:音の名前

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名前 それは燃えるいのち
ひとつの地球に ひとりづつひとつ
          ゴダイゴ Beutiful Nameより



Introduction

いったい誰が、こんな凄い音を作ったのだろう?

初聴の機材の出音に感動したとき、決まって浮かぶ疑問である。
音が良ければ良い程、機材の設計者の名前というのは特に気になるものである。

オーディオという趣味において、使われる機材の設計者やメーカーの名前は単なる記号ではない。オーディオを楽しむために不可欠な知識である。結局、誰がこの機材を設計したのか、誰がこの音で良いと承認したのかによって全てが決まるからだ。

また、オーディオの設計における個人の感性・知識の発露は音の署名、ソニックシグネチャーと呼ばれる音の特徴を生み、それはセッティング等では変えられないものである。もちろんそれを色付けとして排し、無色透明に近い音を目指した機材もあるが、実際に試聴の経験を積めば、オーディオには何百という異なる無色透明があり、それぞれが似て非なるものであることは容易に分かるはず。とどのつまり、無色透明もまた、ある種のソニックシグネチャーであると言える。まるで禅問答だが、これもまたオーディオの面白さである。

この音の署名は、どのようなものであれ、機材を設計した個人名・メーカー名と重ねあわされ一体化されてはじめて、リスナーにとって忘れがたい記憶となる。
オーディオは人間の感性・知識が作り出すもの。そして、その人間には必ず名前がある。この二つの事実の連結は、そのサウンドを永く記憶にとどめるための儀式のようなものかもしれない。

Rupert Neveというプロオーディオ界のレジェンドを戴くブランドRupert Neve Designsがプロ用のヘッドホンアンプRupert Neve Designs RNHPをひっそりと発売したのは、ごく最近のことである。
ニーヴの製品は1961年の創業以来、プロオーディオの世界で高い支持を持続的に受けており、多くの現場で愛用されている。ディスコンになったヴィンテージのニーヴのモジュールなども盛んに取引されている。純粋に音が良く、高性能なミキシングコンソールは、Neve(ニーヴ)の製品の中で特に有名であって、多くの優秀録音で使用実績がある。オーディオファイルはニーヴの機材を使って製作されたものとは知らずに様々なアルバムを楽しんでいる。
私はその名声を聞くたび、今のニーヴの音というのが、どのようなものなのか、その全貌を知りたい気持ちが増した。しかも、ありきたりにアルバムを通して聞くのではなく、機材からダイレクトに出た音を、オーディオファイルとして吟味したい気持ちが強くなった。例えばそれはニーヴのミキシングコンソールにじかにヘッドホンを挿して聞きたいという衝動となって現れた。別な言い方をすれば、私はNeveニーヴという名詞とニーヴの音とを頭の中で一つにして、オーディオの経験値を高めたかったということになる。だがそれはかなえられそうもない望みであった。私はニーヴのミキシングコンソールが聞ける現場に入ったことがない。そもそも、一般のオーディオファイルは録音現場に立ち会う機会がほぼないのである。(実を言えばクラシックなニーヴの音と現代のニーヴの音との違いにも興味はあるが、それはもっとマニアックで比較困難なものだろう)
そんな中、偶然、このヘッドホンアンプを代理店様から借りられるキャンペーンを知った。
私は即座に申し込んで首尾よくアンプを取り寄せることができた。


Exterior and feeling
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届いた機材Rupert Neve Designs RNHP ヘッドホンアンプは拍子抜けするほど、小さく軽いアンプであり、ガワの作りはいたってシンプルである。
165×116×48mm、約1kgと私がいままで取り上げた据え置きアンプの中で最もコンパクトでライトな部類である。これなら様々な場所に気軽に持ち運ぶことができるだろう。
筐体は二枚貝のように上下で組み合わされた薄い板金によって作られており、叩くとカンカンと音がする。サイドパネルが斜めにカットされ、フロントパネルの下縁が縁側のように出っ張っているのは、ヘッドホンプラグやボリュウムノブを下からなにかに引っ掛けて壊さないようにするためのガードらしい。足は薄いゴムの四足で全く音質的な工夫は感じないが、説明によるとこれも吟味されたパーツとのこと。また、Vesaマウントという薄型テレビなどをアームスタンドや壁に固定するための穴が底面にあけられている。これを活用すれば壁からアームで突きだすような形でアンプをセッティングすることも可能である。当方はプロではないから、このマウントを利用することはないだろうが、置き場所に困る時は、セッテングの選択枝が増えてよいかもしれない。フロントパネルには赤くアノダイズ加工されたボリュウムノブとグリーンに明るく光る入力セレクター、シングルエンドのイヤホンジャック一穴のみ。恐ろしくシンプルでラフな印象である。ノブの回し味は滑らかではあるが重く、感触を楽しませるものではない。正確に目当ての位置に合わせることを優先したのか。ギャングエラーはとても少ないが、この感触はコンシュマー向けの機材のそれではない。ボリュウムはアルプス製だが、アレはこんな感触だったかな。ただし、見やすいボリュウム目盛りがついているのはいいと思う。
ヘッドホン出力はインピーダンスを可能な限りゼロに近づけるように設計されているとのこと。この設計により出音のソースへの忠実性・正確さが得られるという考えらしい。
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リアには電源アダプターのジャック、電源スイッチ、RCA入力、プロらしくTRSフォンとのコンボになっているXLR入力、ステレオミニ入力のみ。ステレオミニ入力があるのはハイエンドDAPでの利用に道を拓く嬉しい計らいだ。だが、やはりXLR入力が推奨だろう。これはプロ用の機材である。
なお、USB入力などのデジタル入力がないが、これはポリシーとしてデジタルとの統合ヘッドホンアンプの形を否定して、アナログ入力専用アンプに特化したためである。
リアパネル自体も薄いアルミの板であり、オーディオファイルが喜びそうな物量投入が見えない。

このアンプの電源はアダプターにより供給されるが、このプラスチック製のアダプターも全くラフなもので音質的になにか配慮された形跡がない。世界中に輸出されるアイテムであるから、プラグは差し替え方式で世界各国の形式に素早く合わせられるようにできている。日本向けとしては平型2ピンのものが同梱されている。オーディオ機材で良く使われる平型2ピン+丸型ピンはない。正直言って録音現場で使うにしろ、家庭で使うにしろ、このアダプターはナイなと思う。機材によっては平型2ピン+丸型ピンのタップに平型2ピンのプラグを挿すとノイズが出たりすることもあるし、オーディオ用のタップは差し込み口が奥まっていて挿せないこともある。少なくとも、このアダプターに普通の電源ケーブル挿せるような形にしてほしい。無論、価格と音を変えずにという条件付きだが。

なお、今回の試聴ではNAGRA HD DACのバランスアウトからSaideraのXLRケーブルでダイレクトにニーヴのヘッドホンアンプにつないでいる。ヘッドホンは例によってSennheiser HD650 Golden era Meister Klasse dmaaである。 なおドライブ中に本体やアダプターが熱くなったり、ゲインが足りなくて困ったりするようなトラブルは全く起こらなかった。また、内部ゲインの切り替え可能かどうかについては情報がない。恐らくできないのだろう。説明では市場にあるどのようなヘッドホン(インピーダンス16~600Ω)でもドライブできるようなことを言っているが、どうなのだろう。NAGRA HD DACのハイゲイン出力とHD650を使った今回の試聴ではボリュウムポジションは1時を過ぎないと十分な音量は取れない曲が多かった。

全体に真の業務用ギアという外観のアンプであり、コンシュマー向けの気取ったデザインはほとんど見られない。オーディオファイルが考えるような、高音質を実現するための繊細な工夫も、少なくとも外観からはわからない。というかそういうことは、あえてやらないのがニーヴ流なのだろう。そういう小賢しい手口を否定した、胸のすくようなシンプリシティがここにある。

例によって中身の回路などについて、メーカー側から技術的に詳しい説明はほとんどない。しかし、あのニーヴが設計し、ニチコンのコンデンサー、アルプスのボリュウムなど比較的高価なパーツを使って、アメリカ国内で組み立てられるアンプであることはわかっている。とすれば粗悪なものとは考えにくい。限られた情報の中で特筆するとすれば、これはニーヴのコンパクトなミキシングコンソール5060センターピースにビルトインされているヘッドホンアンプを独立させたものであるということ。この5060センターピースはニーブの旗艦機である5088の中核部を抜き出したものだ。つまり、このアンプを聞けば、少なくとも形の上では素人はまず聞くことのできない、現代のニーヴの卓の音の片鱗を聞くことができるのではないか。
私はその可能性に賭けた。


The sound 

至極、率直な音である。
これはもう素晴らしい率直さだ。
率直でありながら、少しもぶっきらぼうに聞こえない。
率直なサウンドにありがちな乱暴さを感じない。むしろ丁寧で繊細である。
単刀直入なサウンドでありながら、品格にもあふれている。
プロサウンドによくある介在感のないダイレクトなサウンドだが、
正しいだけで無味乾燥なつまらない音ではない。
音に潤いがあり、生々しい活力が音に宿っている。
ただし、無駄な音は決して出さない。嘘のない音である。
このへんはいかにもプロ機という感じであり、やや厳格でもある。
スピーカーはごまかせても、ヘッドホンはごまかせないとはよく言ったものだ。
広い帯域にわたるきわめて高い音の解像度は、どのように小さな録音のミスも逃さない。
帯域バランスもとても優れていて、強調されたり、弱みを含んだ帯域がない。
逆に中低域が目立つ、高域の伸びが目立つなどの一人でカッコつけている帯域もない。
強いて言えば低域の解像度の高さ、ナチュラルな質感と量感は実に魅力的である。こんなにしっかりとした低域が出るアンプはなかなかない。

このヘッドホンアンプとHD650 Golden era dmaaのペアは音源を正確に、立体的に捉えるのに適している。音場の見通しが効いて、パートごとの音の分離もとてもよく、音の強弱と前後関係が明確で、音の輪郭がクッキリと聞こえる。あらゆる場所にフォーカスが合っている不思議な写真を眺めるようなマジカルな感覚がある。
そして定位がすこぶる良い。音像に揺らぎが微塵も感じられず、ピタリと止まっている。
これも優秀なプロ機らしいところである。定位が良すぎるとなにか堅苦しい感じも伴うものだが、RNHPではなぜか聞く方は自然体でいられる。聞き疲れが少ない出音だ。
SN感はかなり良く、背景の暗騒音の質感の違いがはっきり分かる。
これはオーバーオールに優れたサウンドであり、このアンプの価格が6万円ちょっととは到底信じられない。これは今まで聞いたヘッドホンアンプの中で最もコストパフォーマンスの高い製品と思われる。

本機についてのメーカー側の説明を読んでいるとヘッドルームの高さが喧伝されている。ボリュウムを上げて行って、最終的に音割れするまでの音量の余裕が大きいと言いたいのだろうが、確かにそうである。プロ機というのは、総じてある程度以上の大きな音量でないとその良さが分かりにくい。そこから先が問題で、突然大きな音が入っても、クリップせずに安定して取り扱うことを求められる。コンシュマーの普通の機材では、そこでもうプロの使用に耐えられない。このアンプは音量を上げたときに確かに本領を発揮する。大音量でも全然音が割れる気配がないというだけではない。音に生気がみなぎり、気持ちよくビートやメロディが刻まれ流れる。それでいて音源に対する忠実性・正確さが失われない。監視するような冷静なまなざしは常に保たれている。G ride audioのGEM-1のように音楽と一緒に羽目を外すことはない。

ここでは音の余裕、華やかさ、派手な音楽性などの、高級なコンシュマー機の出音に備わるプレミアムな要素はあえて排され、音源に対する忠実性を追求する姿勢が徹底されている。RNHPは、まるで音の猟犬のように音源を駆り立て、出来る限り接近してアタックし、確実に捕捉する。ライバルとも言えるマス工房の機材が完全な音の傍観者であり、音源と常に距離をおいているように聞こえるのとはやや対照的である。この音のダイレクト感はかなり強い。このたぐいの感覚は最近のコンシュマー機材では体験しにくいものである。

これほどまでに音に近づいて鷲掴みにできる機材はG ride audio GEM-1以来かもしれない。だが、このニーヴのアンプはあれほど個性的ではない。もっと無個性であるし、そうあろうと努力もしているように聞こえる。ソースにもともとないニュアンスを無意識に付加するような振る舞いを慎重に避けている。ただ、これでアニソンなどを聞くと粗がよく聞こえ過ぎるのではないかといつもの危惧を抱く。注意深く作られた音の良い録音を、注意深く選ぶことが、RNHPを通して素敵なアニソンを聞くための前提になりそうな気配がある。

このアンプの出音についてはRe leaf E1xと比較して、はじめて音の器の大きさの違いが意識される。E1xの音はやはり懐が深い。音数はさらに多く、豊かな音楽性に圧倒される。RNHPはE1xに比べるとどうしても少し寂しい音ではある。E1xを通すことでプラスされる音場の広がりや音のディテールの色彩感などは、スペシャルなコンシュマーオーディオの面目躍如たるところであって、RNHPにとってはないものねだりである。逆に考えれば、実にこのレベルの機材でなければRNHPを凌駕できないのは驚きである。

音の輪郭の雰囲気などは筐体のサイズや設計コンセプトも類似したJRsoundのCOLIS HPA-101のそれに近いが、値段の差なのか、単に技術的センスの差なのか、RNHPの方が明らかに格上の出音である。HPA-101ヘッドホンアンプよりも音の輪郭以外の様々な音楽の側面がさらに色濃く浮き出てくるようなサウンドだ。強いて言えばプリズムサウンドのインターフェイスのヘッドホンアウトの音が近いかもしれない。音数とその音の強弱・高低が音源のそれと正確に一致しており、リスナーの存在を意識した音の足し引きが一切ないというところがかなり似通っている。プリズムサウンドはコンシュマー向けにDACを発売するらしいが、相性はかなり良いのではないかと想像する。
RNHPは上流になにを合わせるにしても、その素性を容赦なく暴き出すヘッドホンアンプであることは言うまでもない。だからなるべく音の良いDACを使ったほうがいい。ヘッドルームの高さに対する考え方と相通じるのかもしれないが、このアンプが受け止められる情報量の大きさはヘッドホンアンプとしてはおそらく規格外のもので、どのような高級なDACを上流に置いても不都合を感じないだろう。
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いろいろ試してみて、有効だなと思った使いこなしのコツとしては、RNHPは音の寝起きが悪い方ではないが、電源は少なくとも半日以上入れっぱなしにしてから聞いた方がいいということ、本機のアダプターがプアでもそれを挿す電源タップはChikumaやリプラス、アコリバ等から出ている完全にオーディオグレードと考えられる製品を使うべきこと、ifi audioの電源ノイズフィルターは是非使うべきこと、筐体の鳴き止め用のトップパネルに乗せるウエイト(私はレコード用のTechDasのスタビライザーを使った)は有効であることくらいか。特にifi audioの電源ノイズフィルターDC iPurifierはこの機材に関しては有効であると大声で言いたい。SNがスッと良くなり、音場の見通しが一段と冴えわたる。フィルター本体だけが、アンプの電源スイッチを切っても熱くなってしまうのが気になるが、私が試用していた範囲ではトラブルはなかった。これを試す方は当然、自己責任でお願いしたいのだが、お薦めできるTipsである。(これを使うと電源のオン・オフが繰り返される現象があるという話を聞いたが、私のところでは全くそんなことはなかった。だが、そういう報告があるとすれば誰にでも薦めるべきグッズでもないのかもしれない。)

Summary

外観からはまるで想像できないが、ほとんど欠点のない、すこぶる優秀な音を出す傑作ヘッドホンアンプである。音に関しては100点満点中95点くらいあげたいほどだ。音場の広がりが若干狭い印象があり、5点引くだけ。あくまで私の個人的意見だが、20万円までのヘッドホンアンプで最も優秀な出音のアンプではないか。この機材について一番残念なのはヘッドフォニアの大部分がこのアンプにまるで気づいていないことである。
このサウンドがプロ畑で絶賛されるニーヴの音であり、意味のないことにはカネはかけないニーヴの流儀の現れなのだろう。アンプの作り、出音ともに無駄のないシンプリシティを貫いていて、感心した。オーディオのあるべき姿の一つを見た思いだ。
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Re Leaf E1xを持っていなければ、このアンプは必ず買って手元に置いたと思うし、Re Leaf E1xが使えなくなり、代わりが見つからない場合はこれを買うことになるだろう。この価格なら予備に買ってもいいかもしれない。こういうプロサウンドの方面で最も優秀な製品はマス工房のヘッドホンアンプだと思っていたが、これからはニーヴが作った本機を筆頭とせざるをえないだろう。特にHD650 Golden era dmaaとの相性の良さ、組んだときのシステムとしての完結性・完全性は忘れがたい。HD650のような飾り気はないが少し彫りの深い陰影を出せる実直なヘッドホンはニーヴのアンプに合うと思う。そのうちHD600、AKG K812などでテストしてみたいし、近いうちに入手するであろう、SONY MDR-Z1Rをつないでみたくもある。はたして、どんな音が聞けるのだろうか。またこれを2台買ってL/R別々にドライブするのも面白いかもしれない。完全なモノラル構成となるが小さいアンプなので難しくない。
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こうして聞いてみると、現代のニーヴのソニックシグネチュア―はやはり無色透明に近いものだった。繰り返すがオーディオには何百という無色透明があり、それぞれが異なるのである。だからニーヴの無色透明はニーヴの機材からしか感じ取れないものだと考えられる。この色のない色をどのように表現したらよいのか見当もつかないが、私はなにか音場の深さに特徴がある音のような気がした。大概のプロサウンドというものは音像をダイレクトに捉えることにのみ汲々としているので、音場の広がりや深さに関心を払わないように感じることが少なくない。しかしこのRupert Neve Designs RNHPには特に音の奥行の深さに関心があるように聞こえた。この深みの感覚とNeveというプロオーディオ界のビッグネームが私の中で結合され、ひとつになった喜び、それを今かみしめているところである。

オーディオにおいて、この先も間違いないこと。その一つは、オーディオの世界が移り変わっても、音の名前は依然として幅を効かせるであろうということ。いったい誰が、このサウンドを作り上げたのか?その作者・設計者の名前を我々はこれからも知りたがるに違いない。そして、伝え聞いた名前とそのサウンドが頭の中で結合した瞬間に、その署名は脳裏に走り書きされることになる・・・鮮やかにね。
幾度となく、音の名前が暴かれ、我が脳裏に焼き付く鮮烈なる瞬間を求めて、今日も明日も、そして遠い未来においても私はオーディオと向き合い、問い続けるはずだ。
この音の名は?と。

by pansakuu | 2016-09-10 01:34 | オーディオ機器